美容師として働いていると、新しいことに挑戦する機会がたくさんありますよね。例えば、新しい技術を取り入れたり、サロンの雰囲気を変えたりすることです。
こういったとき、必ず賛成してくれる人もいれば、反対する人もいます。これはどんな職場でも同じことが言えます。でも、反対意見を賛成に変えることができたら、もっとスムーズに物事が進むと思いませんか?
反対意見が出る理由を理解しよう
まず、なぜ反対意見が出るのかを理解することが大切です。人は変化を恐れる生き物です。すぐに未来をイメージできる人は、新しいことにワクワクして賛成するでしょう。
でも、現状を壊したくないと思っている人や、失敗を恐れている人からは反対意見が出ることが多いんです。
これは、美容業界でも同じこと。新しいスタイリング方法や製品を導入しようとすると、「本当にこれがうまくいくの?」という疑問や不安が生じるのは自然なことなんですよね。
待っているだけでは遅すぎる
反対意見が賛成に変わるのをただ待っているだけでは、時間がかかりすぎることが多いです。特に、美容室のようにスピーディーに変化が求められる職場では、時間は貴重な資源。だからこそ、反対意見が出たときには積極的にアプローチを変えてみることが大切です。
その一つの方法が、「成功の結果を先に見せる」ということなんです。
先に成功例を見せることで、賛成意見を引き出す
例えば、新しいヘアカラーを導入したいとします。でも、周りから「これ、売れるのかな?」という反対意見が出たとします。そのときに、言葉だけで説得しようとしても、なかなか納得してもらえないことが多いです。そこで、まず自分がそのヘアカラーを実際に使ってみて、成功例を作るんです。そして、その成功した事例を周りに見せることで、反対意見が次第に賛成意見に変わっていくことがあります。
個別にでも、「このお客様にこれを使ってみたらこんなに素敵になったんですよ!」という具体的な成果を見せると、反対していた人も「あ、これならいいかも」と思うことが増えるんです。成功例が目の前にあると、それが一種の保証のように感じられるんでしょうね。この方法を繰り返すことで、自然と賛成意見が増えていき、最終的にはチーム全体が新しい取り組みに前向きになることが多いです。
説得力を増すためには連続性が鍵
一度成功例を見せただけでは、反対意見が完全に消えるわけではありません。だからこそ、何度も成功例を積み重ねることが大切です。「この前もうまくいったし、今回もきっと大丈夫」と思ってもらえるようになると、説得力がぐっと増します。
美容師として後輩を指導するときも、この「成功の結果を先に見せる」というアプローチはとても有効です。新しい技術やスタイルを提案するときに、まずは自分がその技術をマスターし、成功事例を作って見せる。それを後輩に伝えることで、後輩たちも安心して新しいことに挑戦できるようになりますよ。
最後に
反対意見を賛成に変えるためには、言葉だけではなく、実際の成功例を見せることが一番の近道です。自分自身が新しいことに挑戦し、成果を上げることで、周りの人たちも自然と賛成してくれるようになるんです。これは、後輩を指導する際にもとても有効な方法です。美容師としての経験を活かしながら、チーム全体を前向きに導いていきましょう!
読んでいただいてありがとうございます
約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。
美容師は【続けること】が一番難しいのです。
いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います
大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。
ジャンクロードビギン自由が丘プリヴェアン
遠藤 亮
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