美容室での朝礼や終礼、特に新人や後輩スタッフが発言する場面って、すごく重要ですよね。新人が感じた改善点や疑問を口にすることができるかどうかで、職場の雰囲気が大きく変わってくるのよ。
でも、後輩が意見を言う時って、実はすごく勇気が必要な場面。だからこそ、先輩としてはその瞬間をどう受け止めるかが、チーム全体の成長に直結するんだよね。
もしその意見がちゃんと受け入れられなかったり、威圧的な反応をしてしまうと、良い意見がどんどん埋もれてしまって、最終的には「トップダウン」だけのチームになっちゃうんだ。今回は、そんな状況を防ぐために、先輩が意識すべきポイントについてお話ししていくね。
1. 後輩が発言しやすい環境って?
まず、美容室での朝礼や終礼って、新しい情報や改善点を共有する大切な場だよね。ここで後輩が感じたことを発言できるかどうかが、サロンの空気作りに大きな影響を与えるよ。でも、後輩が本音で話すためには「発言しやすい環境」が必要。もし、何かを言った時に「またそんなこと言ってるの?」とか「そんなの常識だろ?」って反応されたら、誰でも意見を言うのが怖くなるよね。
実際に、私が指導してきた後輩たちも最初は「何を言っていいかわからない」「先輩たちが怖いから黙ってしまう」と言ってたことが多かったよ。
でも、本当は感じていることや考えていることがあるのに、それを言う勇気が出ないだけなんだ。だから、発言しやすい空気を作るために、先輩としては「いつでも意見を言っていいんだよ」というメッセージを常に伝えておくことが大事だね。
2. 先輩の反応がチームの未来を決める
後輩が勇気を振り絞って発言した時、それをどう受け止めるかがチームの成長に大きく関わってくるよ。特に注意したいのは、威圧的な反応をしないこと。「それは違う」「何を考えてるの?」というような言い方は、後輩を萎縮させてしまう原因になるの。
私も昔、そういう場面を何度も見てきたけど、威圧的な先輩がいると、チーム全体が委縮してしまって、全然意見が出てこなくなるんだよね。
逆に、後輩の発言をしっかりと聞いてあげて、「それいいアイデアだね!」「なるほど、そういう視点もあるんだ!」とポジティブな反応をすることで、後輩も自信を持って次の発言がしやすくなるんだよ。それが結果的に、チーム全体のモチベーションアップやサロンのサービス向上にもつながるよね。
3. トップダウンだけでは成り立たない美容室
美容室の経営や運営は、トップダウンだけで回るものじゃないよね。もちろん、リーダーやオーナーが全体の方向性を決めることは大事だけど、日々現場でお客様と接しているスタッフの意見こそが、サロンの成長に不可欠な要素なんだ。
例えば、後輩が「この商品、もっとお客様に提案しやすい言い方があると思います」とか、「この配置だとお客様が少し不便に感じるかもしれません」といった意見を出してくれることがあるかもしれない。こういう現場の声って、現場で働いているからこそ気づくことができる貴重な情報だよね。
でも、もしこれを先輩たちが無視したり、意見を否定したりしてしまうと、後輩は「どうせ何を言っても聞いてもらえない」と感じてしまって、次第に黙ってしまう。そうなると、サロン全体が「上からの指示だけで動くチーム」になってしまい、柔軟さや改善のチャンスが失われていくんだよ。
4. 先輩も成長するために意見を聞く姿勢を持つ
後輩の意見をしっかりと聞くことは、先輩自身の成長にもつながるんだよね。後輩の視点は、時には自分が見落としていた部分を教えてくれることもあるし、新しいアイデアやアプローチを提供してくれることも多いんだ。
だからこそ、先輩としては「自分も学ぶ姿勢」を常に持っていることが大切。
実際に、私も若いスタッフから学ぶことがたくさんあったよ。「えっ、そんな風に考えるんだ!」とか、「そのやり方、面白いね!」って感じることが多々あったし、そういう瞬間は自分自身がリフレッシュされる感覚があったんだよね。先輩も後輩も一緒に成長していくチームこそが、強いサロンを作る鍵だと思います。
まとめ
美容室での後輩の発言がしやすい空気作りは、先輩の対応次第で大きく変わるもの。威圧的な反応をしないこと、ポジティブに意見を受け入れることが、チーム全体の成長につながるんだよ。そして、後輩の意見をしっかりと聞くことで、先輩自身も学び、成長することができるよね。
トップダウンだけのチームではなく、全員が意見を言い合えるフラットな空間を作ることで、サロンの未来はもっと明るくなるはず。今日からでも、後輩の発言にしっかりと耳を傾けて、チーム全体で成長していこうね!
読んでいただいてありがとうございます
約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。
美容師は【続けること】が一番難しいのです。
いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います
大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。
ジャンクロードビギン自由が丘プリヴェアン
遠藤 亮
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