【五行の五神、「神(心)」対応する季節はまさに今。夏!知っていることで回避することを選ぶという学び】

「なんだか理由もなく焦っている。夜も眠れなくなってしまう」 「自分の体なのに、コントロールがきかない……」

自律神経を乱していた頃の私は、自分の心と体がバラバラに解けてしまったような、強い不安と恐怖の中にいました。

ヨガを学び始め目には見えないエネルギーに興味を持ち始めてから、東洋医学の基礎を学びました。そして東洋医学の「五行論」。学んでいくと、何も分からないなりに、自分の生活に密着して考える事が増えていきました。私にとってはとても大きな事でした。自分の不調の理由や根源のようなものを、何となく知れるとても良い機会に。今回は、私たちの体を司る五臓の「心(しん)」に宿り、すべての精神を統合する「神(しん)」のお話。

そして、なぜこの「夏」という季節にその嵐が起こりやすいのか、それを「知っている」だけで、どのように健やかな選択をもっていられるのかについてお届けします。

1. すべての心・精神や感情を統合する、五臓の「心」に宿る「神(しん)」とは

東洋医学には、私たちの体に備わる五臓(肝・心・脾・肺・腎)に、更にそれぞれに宿る、魂、神、意、魄、志……と5つの精神活動があります。そのなかでも特別な存在が、五臓の「心(しん)」に宿る「神(しん)」です。

  • 神(しん)[心に宿る]:意思、思考、記憶、感情の統率を司り、他の4つの心を束ねる司令官でもあります。

東洋医学において、「心(しん)」「神」がどっしりとしているおけげで、「まぁまぁ、みんな落ち着いて」と全体を統合してくれているからこそ、自分を見失わずに、心穏やかに生きていくことが、出来ているんだなと思いました。

2. 「まさに今。夏!」こそが、神(心)の対応する季節

少し前まで自律神経を大きく乱していた私ですが、夜になると頭が冴え渡り、まるで瞳孔が開いたようになって眠れず、「死の恐怖」に怯えていたときがありました。その時は「自分の頭がおかしくなってしまったのではないか」と生き地獄のような日々でした。

しかし、東洋医学を学ぶなかで、五行論において「夏」は火エネルギーの高まる季節であり、対応する臓器はまさに「心」、そして「神」なのです。

夏の強い日差しや厳しい暑さは、知らず知らずのうちに私たちの体内の「火」のエネルギーを過剰にしていきます。上に上がるエネルギーの出口を塞いでしまうと行き場をなくして、身体に現れていきます。私の場合は動悸や精神不安でした。まさに心は精神、意識、をまとめるため、感情のアップダウンを受けやすい状態になっていきます。更には私のように動悸や精神不安を引き起こしてしまいます。

3. 知っているからこそ、「回避する」ことを選べるという強さ、手探りで取り組んだこと

「自分の頭がおかしいわけじゃなかった。夏の暑さで『神』が高ぶっているだけだ」ある意味自然なこと。焦る必要はなかったと、今となっては思います。ですが、パニック発作や、強い動悸は緊張のピークのように心臓がドクドクするので、冷静にはいられませんでした。

仕組みを「知っている(学べる)」ことが大きな転換期を迎えました。それだけで、私の選択肢はガラリと変わります。 理由がわからないからこそパニックになり、さらに追いつめる悪循環に陥っていました。

まず自分の「器」を整えていく事に集中していきます。まずは呼吸。肩の力を脱力して、全てを委ねるように。不調の自分を受け入れるようで、とても勇気がいることでしたが、集中しながら呼吸の練習に取り組みました。火のエネルギーがすっと抜けていく感覚がありました。同時にヨガのアーサナで身体を無我夢中で動かすことをします。火の抜けていく場所を作るように。そして食べるものも、スイカやトマトなどを意識して取りいれてみました。あまり火のエネルギーが燃える要因を作ることは避けるように意識して、チョコレートや辛味のある刺激物は取らないように心がけていきました。何が自分にとって安心でホッとできるかな。湯船につかり、飲み物も温かいものを選択したりなど。

学ぶ中で私なりの考えかたとしては、印象に残っている中庸を意識しています。そうやって補いながら自分という、一瞬一瞬で変わってしまう、一定ではない人間というものを、試行錯誤しながら、付き合っていっているところです。乱れているその事を過剰に意識しすぎない事も私には重要でした。ネガティブの意識はどこまでも追いかけてくるので、気をつけながら、不調な自分もある意味自然なこととして、安心を得て、中庸を意識していきます。そうするとようやく目の前の事に集中出来るようになっていきました。

「神社ヨガ」教室では、その空間に、何百年もの時を紡いできた神社、木々や、澄み切った自然。様々なエネルギーが満ちています。夏の過酷な暑さと高まりの熱を穏やかに冷まし、バラバラに散らばっていた心と体を、もう神の力を借りてひとつに統合するのに、ヨガを行うことはとてもおすすめです。

「あ、そっか、夏のせいだね!」と知ってあげてください。そして熱を優しく冷ましに、神社ヨガへいらしてくださいね。

心と体をつなぐヨガ

chiharu