叱ることがパワーを使う理由:若手美容師に伝えたい本気のアドバイス

美容師としてキャリアをスタートしたばかりのみなさん、こんにちは!美容業界で長く働いていると、技術や接客だけでなく「人との関わり方」についても学んでいくことになります。その中で避けては通れないのが【叱る】という行為。

今日は「叱ることがなぜこんなにもパワーを使うのか」について、私の経験を交えてお話ししたいと思います。特に、若手美容師のみんなが気づいてほしいことを本気で伝えますね。


叱るって、めちゃくちゃエネルギー使うよね

美容師になりたての頃、先輩から厳しい言葉をもらったこと、ありませんか?あの時は「なんでこんなに怒られるんだろう?」って思ったかもしれません。けど、今になってみるとわかるんです。叱るって、めちゃくちゃパワーが必要なんですよね。

叱るときって、自分の感情も整理しなきゃいけないし、相手がどう受け取るかも考える。さらに、相手の成長や今後のことをちゃんと思いやりながら言葉を選んでいくわけです。これって想像以上にエネルギーがいるし、正直、毎回疲れちゃうんです。

実際に美容師歴が長くなると、後輩や新人を指導する機会も増えてくるけど、何度経験しても叱るのは慣れません。本当に相手のことを考えてるからこそ、叱るってエネルギーを使うことなんだよね。


言われるうちが花、これはマジです

「言われるうちが花」っていう言葉、みんな聞いたことあると思うけど、これってほんとに真実なんですよ。もし自分が失敗しても、何も言われなかったらどう感じますか?たぶん、最初はラッキーって思うかもしれないけど、それが続くと「自分のこと、誰も見てくれてないのかな?」って不安になってくるはず。

先輩や上司があえて叱るってことは、あなたに期待している証拠。美容業界で働いていれば、技術だけじゃなく、社会人としてのマナーや接客スキルも身に付ける必要があります。叱られるっていうのは、そのどれかがまだ足りないからこそ、指導されているわけで、成長のための大切なチャンスなんだよ。

自分が叱られたときは、最初はへこむかもしれないけど、その後で「どうすれば次はうまくできるかな?」って考えてみて。叱られるのが苦しいのはみんな同じだけど、それをポジティブに捉えられる人が、最終的には大きく成長するんだよね。


本当に相手のことを思っていなければ、叱らない

美容師として働いていると、たくさんの後輩や新人と接することになります。その中で、全員に対して毎回同じように真剣に向き合うのは、現実的には難しいこともあるんです。だからこそ、叱るという行為は、その相手に本気で向き合っている証なんです。

もし自分のことを本気で気にかけていなければ、叱られることもなくなります。ただ「まあいいか、次もまた同じことを繰り返すだろうな」と思われていたら、誰も何も言ってくれなくなります。逆に、本当に期待している相手には、改善してほしいところがあれば、言わざるを得ない。だからこそ、叱られることはありがたいことなんです。


言う方も、できれば言いたくないんだよ

これ、みんなに強く伝えたいことなんだけど、叱る側も本当はできるなら言いたくないんです。叱るって、エネルギーも使うし、言う側も心が痛むことが多いです。

できれば穏やかに、そして和やかに仕事を進めたいし、叱ることで相手の気持ちを傷つけるんじゃないかって不安もあります。

けど、それでもあえて言うのは、やっぱり相手の成長を本気で願っているからなんです。自分が昔、厳しく叱られた時も、後で振り返ると「言われてよかったな」って思えることが多かったです。


最後に:叱られることを怖がらないで

若手美容師のみんな、叱られることは辛いかもしれないけど、それはあなたに対する期待の裏返しなんです。成長するために必要なことだから、怖がらずに受け入れてみてほしい。

もちろん、叱られる理由が分からなかったり、納得できないこともあるかもしれないけど、その時はちゃんと聞いてみてね。「どうしてこれがダメなんですか?」って。

その姿勢こそが、より早く成長できる秘訣だと思います。そして、いつか自分が先輩の立場になった時、きっと同じように後輩を叱ることがあるでしょう。その時に、この気持ちを思い出して、相手の成長を願いながら、本気で伝えてあげてください。


まとめ

叱ることはパワーがいるし、言われる側もつらいことだけど、それはお互いにとって大切な成長の機会です。叱る側の気持ちを少しでも理解できたら、今度叱られる時の気持ちも変わってくるかもしれませんね。みんなが成長して、素敵な美容師になれることを心から願っています!

読んでいただいてありがとうございます

約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。

美容師は【続けること】が一番難しいのです。

いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います

大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。

ジャンクロードビギン自由が丘プリヴェアン
遠藤 亮

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