こんにちは!今日は「感動よりも信頼」について考えてみたいと思います。美容師としてお客様に感動を与えることも大切ですが、実は「信頼を築くこと」も同じくらい、いや、もっと大切かもしれないんです。今日はその理由を、なんと「カレーライス」に例えてお話ししてみますね。
カレーライスって裏切らない!
みなさん、カレーライスってどう思いますか?温かくてホッとする食べ物の代表だよね。何がすごいかって、カレーって「期待通り」なんです。例えば、休日に家族や友達と公園で遊んだ後、小さな食堂に入ってカレーライスを頼んだとします。特別な材料を使ってるわけでもない、そこまでクオリティが高いわけじゃない、でも美味しい。温かくて、いつも通りの味がして、期待通りの満足感が得られるんです。
このカレー、実は美容師としての「期待される仕事」にとても似ているんです。
感動は一瞬、信頼は積み重ね
美容師の仕事でも、もちろん「感動」を与える瞬間は大切です。たまに髪型が完璧に決まって、お客様が「すごい!」と感動してくれる瞬間は最高です。でも、それが毎回じゃなくても大丈夫。実は、お客様が求めているのは「毎回感動する仕上がり」ではなく、「毎回安心してお任せできる仕上がり」なんです。
例えば、毎回新しい技術や斬新なスタイルを提供し続けることは、時にはプレッシャーになるかもしれないし、お客様も常に冒険を求めているわけではありません。むしろ、お客様は自分に似合う定番のスタイルや、前回と同じく手入れが楽なカットを求めていることが多いんです。まるで、期待通りのカレーライスみたいにね。
期待通りを続けることが信頼に繋がる
美容師として成功するためには、何よりも「信頼」を築くことが重要です。お客様は美容室に来るたびに、決して大きなサプライズを求めているわけではなく、むしろ「いつも通りにしてほしい」という期待が多いんです。その期待に応えることが、長くお客様に選ばれ続ける秘訣です。
感動は一瞬かもしれないけど、信頼は時間をかけて積み重ねていくもの。「あの美容師さんなら、自分が望む通りの仕上がりにしてくれる」という安心感を与えられれば、それが最強の武器になりますよ。
お客様との信頼関係を深めるために
では、具体的にどうすればお客様との信頼関係を築けるのか?私の20年の美容師経験から言えることは、お客様の要望にしっかり応えることが基本中の基本です。お客様の話をよく聞いて、髪質やライフスタイルに合った提案をすること。無理に新しいスタイルを提案するのではなく、その人のニーズに合った選択肢を提示するのが大切ですよ。
例えば、あるお客様がいつも同じ髪型をリクエストしてきたとしても、毎回その通りに仕上げてあげることが信頼に繋がります。
もちろん、新しいスタイルを提案する場面もあるけれど、お客様が望んでいるのは「新しさ」よりも「安心感」の方が多いんですよね。
期待通りの美容師になるには?
さて、ここまでカレーライスと信頼の話をしてきましたが、じゃあどうやって「期待通りの美容師」になれるのでしょうか?
- 安定感を持つ
技術に安定感があることが大前提。毎回同じクオリティの施術を提供できるように、練習を積んで技術を磨きましょう。お客様がいつ来ても「この美容師なら安心」と感じてもらえるようになることが大切です。 - コミュニケーションを大事にする
期待に応えるためには、お客様が何を望んでいるのかをしっかり理解する必要があります。カウンセリングの時間を大切にし、お客様のライフスタイルや髪に関する悩みをよく聞くこと。これが信頼を深めるための第一歩です。 - 小さな感動も忘れない
もちろん、たまに「感動」を与えることも大事!でも、それはあくまで「たまに」でいいんです。普段はお客様の期待にしっかり応え、時々ちょっとしたサプライズや技術の進化を見せると、そのギャップがさらにお客様を満足させます。
まとめ
カレーライスのように、「期待通り」の仕事を続けることが、お客様にとっては何よりの安心感になります。そして、その安定感が信頼へと繋がり、長く愛される美容師としての道が開けてくるんです。感動を狙うことに囚われず、まずはお客様の期待にしっかり応えることを心がけましょう!
美容師として、毎日の仕事に「信頼」というスパイスを加えていけば、きっと多くのお客様から「また来たい」と思ってもらえる美容師になれるはずです!
読んでいただいてありがとうございます
約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。
美容師は【続けること】が一番難しいのです。
いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います
大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。
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遠藤 亮
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