「“いつものカラーリング”を超える!一言でお客様の信頼を勝ち取る方法」

美容師として、サロンで働いていると「いつものカラーリングでお願いします!」というオーダーを受けることが多いですよね。お客様が気に入っているカラーを維持したいというリクエスト、つまりその信頼の証とも言えるリクエストです。

でも、そこで満足してしまわずに、もう一歩踏み込んでみませんか?ほんの一言で、お客様の信頼をさらに深め、次回の来店を楽しみにしてもらえるようにする方法がありますよ。

1. 「いつもの」をさらに超える提案力

「いつものカラーリング」という言葉には、お客様の「これが自分に一番合っている」という安心感が込められています。でも、そのままのオーダーを受けるだけではなく、お客様の髪の状態や最近のトレンドに合わせて、少しだけ工夫を加えることがポイントです。

例えば、仕上がりの時に「今日は少しだけツヤ感をプラスするように微調整しておきましたよ」と一言添えてみるのはどうでしょうか?この一言で、お客様は「自分のことを考えてくれている」と感じ、さらにあなたへの信頼を深めるでしょう。

2. 小さな変化で大きな効果

お客様に気づかせないほどの小さな変化でも、プロフェッショナルとしての技術力が伝わります。例えば、「少し毛先のダメージが気になったので、トリートメントを強化しておきました」とか、「季節に合わせて、少し色味を調整しておきました」といった提案は、お客様に安心感と信頼を与える一方で、変化を恐れない新しいスタイルにも挑戦する気持ちを引き出します。

これにより、お客様は次回の来店時に「今日はどうしてもらおうかな?」と期待感を持ってくれるようになりますよ。

3. 継続的なコミュニケーションで信頼を積み上げる

信頼関係を築くためには、一回限りの提案ではなく、継続的なコミュニケーションが重要です。毎回の施術後に、「今回は◯◯を意識して仕上げました。次回はどんな感じにしたいですか?」と次回のカラーリングに繋がるような話題を提供しましょう。

このように、お客様との会話を通じてその時々の髪の状態や希望を把握し、次回の提案に生かすことで、自然と「お任せします!」という信頼の言葉を引き出すことができるんです。

4. お客様のニーズに寄り添うカスタマイズ

一言で信頼を勝ち取るためには、お客様一人ひとりのニーズに寄り添った対応が欠かせません。「今日はカラーリング後のホームケアについて少しアドバイスしておきますね」といったフォローアップの提案は、お客様にとっても嬉しいサプライズとなります。

ホームケアのアドバイスが、次回来店時のカラーリングの持ちを良くすることを伝えると、あなたのプロフェッショナルとしての価値がさらに高まるでしょう。

5. プロとしての意識を持ち続ける

最後に大切なのは、常にプロフェッショナルとしての意識を持ち続けることです。「いつものカラーリング」で満足するのではなく、お客様のヘアスタイルをより良くするために常に最善を尽くす姿勢が、最終的にはお客様からの信頼を勝ち取る鍵となります。新しい技術やトレンドを学び続けることで、常に最新の提案ができる美容師として、お客様にとってなくてはならない存在になってくださいね。


いかがでしたか?たった一言でも、お客様の心に響き、次回も「お願いしたい!」と思ってもらえるきっかけになりますよ。「いつものカラーリング」を超える一歩を、今日から実践してみてくださいね。あなたのその一言が、お客様との絆をさらに深める大きな力になるはずです。

読んでいただいてありがとうございます

約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。

美容師は【続けること】が一番難しいのです。

いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います

大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。

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遠藤 亮

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