美容師としてのキャリアをスタートするとき、誰もが夢と希望を抱いていますよね。「自分の技術でお客様をもっと美しくしたい」「おしゃれで自由な職場で働きたい」など、さまざまな理想があると思います。
でも、実際にサロンで働き始めると、その理想と現実のギャップに戸惑うことが少なくありません。このギャップが大きいと、最悪の場合、「このサロンで働くのは自分には合わない」と感じてしまうこともあります。
サロンの方針と理想のギャップ
サロンごとに経営方針や接客スタイル、施術の流れなどは大きく異なります。たとえば、あるサロンでは高級感を重視し、接客も落ち着いた雰囲気で行われるかもしれません。一方で、別のサロンではトレンドに敏感で、常に新しいスタイルや技術を追求し続けるアグレッシブな環境かもしれませんね。
このようなサロンの方針が、自分の理想と大きく異なる場合、モチベーションが下がりやすくなります。
特に、美容師としての成長を期待していたのに、自分がやりたい技術やスタイルを提案することが難しい環境だったり、常に同じ施術だけを繰り返すことが多いと、「自分はこのままでいいのだろうか」と不安になってしまいます。
また、接客スタイルが自分の性格に合わない場合、仕事がストレスになりやすいですよね。
コミュニケーションの重要性
サロンの方針と自分の理想とのギャップを感じる場合、まずは上司や先輩に相談してみることが大切です。多くの場合、サロン側もスタッフの意見や提案を歓迎していることが多いですし、改善の余地があるかもしれません。自分がやりたいことや、もっと学びたい技術があるなら、その思いをしっかりと伝えることで、道が開けることもありますよ。
また、サロン全体の雰囲気や方針が自分に合わないと感じた場合でも、まずは周りのスタッフとコミュニケーションをとってみると良いです。他のスタッフがどのように感じているのかを知ることで、新たな視点が得られるかもしれませんし、自分の考え方が変わることもあります。
サロン選びの重要性
最初からサロンの方針や雰囲気が自分に合わないと感じるのを避けるためには、入社前のリサーチが欠かせませんよ。
面接の際に、サロンの雰囲気を感じ取ったり、実際に働いているスタッフに話を聞いてみたりすることが大切です。さらに、口コミやSNSでの評判をチェックするのも有効です。最近では、サロンのインスタグラムやスタッフの個人アカウントからも、サロンの雰囲気を感じ取ることができますね。
また、サロン見学も積極的に行うことをおすすめします。見学を通じて、自分がそのサロンで働く姿をイメージできるかどうかを確認することが重要です。もし見学中に「ここで働きたい!」と感じるなら、それは良い兆候です。逆に、少しでも不安を感じるなら、その理由を自分でしっかりと考えてみてください。
まとめ自分に合ったサロンを見つけよう
美容師として長く続けていくためには、自分に合ったサロンで働くことがとても大切です。サロンの方針と自分の理想が一致していると、日々の仕事が楽しくなり、成長を実感できる瞬間も増えてきます。そのためには、入社前のリサーチや見学をしっかりと行い、自分が本当に働きたいと思えるサロンを見つけることが重要です。
もし、現在働いているサロンで違和感を感じているなら、それを放置せずにしっかりと向き合ってみましょう。そして、自分のキャリアにとって最善の選択をしてくださいね。
読んでいただいてありがとうございます
約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。
美容師は【続けること】が一番難しいのです。
いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います
大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。
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遠藤 亮
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