美容業界で働くと、サロン内の人間関係や同僚との競争に悩むことも多いですよね。特に、アシスタントからスタイリストへステップアップする時期や、売り上げを伸ばそうと頑張っているとき、どうしても他のスタッフと競い合う場面が増えてきます。でも、競争が激しくなると、チームワークが乱れてしまうことも。
そこで今回は、サロン内での競争を乗り越え、人間関係を改善する方法についてお話ししますね。
1. 競争は「学び」のチャンスだと考える
まず、競争が悪いものだと思い込まないことが大切です。競争があるからこそ、自分のスキルを高めるきっかけになりますよね。
他のスタッフがどうやってお客様を喜ばせているのか、自分とは違うアプローチを学べるチャンスでもあります。
たとえば、売り上げで負けたと感じるとき、そのスタッフの接客方法や技術を観察して、自分のスタイルに取り入れてみるのもいいですよ。競争相手を「敵」と見なすのではなく、成長するための「インスピレーション」として捉えることで、前向きに取り組めるようになります。
2. コミュニケーションを重視する
サロン内の人間関係を良好に保つためには、コミュニケーションが欠かせません。日常的な会話やちょっとした挨拶が、信頼関係を築く第一歩なんです。
忙しい日々の中でも、他のスタッフに対して「ありがとう」や「お疲れ様」を伝えることが大切です。さらに、自分の悩みや不安を共有することで、他のスタッフも共感してくれることが増えますよ。
たとえば、新しい技術に挑戦するときの不安や、接客で困ったことを相談することで、お互いにアドバイスをし合える関係を築くことができます。
3. チームワークを意識した目標設定
個々の売り上げ目標や技術向上の目標も大事ですが、サロン全体でのチームワークを意識した目標設定も取り入れてみましょう。
たとえば、月ごとのサロン全体の売り上げ目標を設定し、達成したら全員でお祝いするなど、チーム全体が協力して達成感を味わえるようにすると、自然と一体感が生まれます。
個々の成功がサロン全体の成功につながるという意識を持つことで、競争が「対立」ではなく「共生」の形に変わっていきます。
4. 他のスタッフの強みを尊重する
サロン内にはさまざまなタイプの美容師がいますよね。カットが得意な人、カラーリングが得意な人、接客が抜群な人など、各々の強みを尊重することが重要です。
他のスタッフが自分にはないスキルを持っていることに嫉妬するのではなく、その強みを認めて、必要があれば助けを求めることも大事ですよ。
逆に、自分の強みを活かして他のスタッフをサポートすることで、信頼関係が深まります。他人の成功を素直に喜び、協力し合える関係を築くことで、サロン内の雰囲気がぐっと良くなりますよ。
5. 自分自身を大切にする
最後に、サロン内での競争や人間関係に疲れたと感じたら、自分自身をケアする時間も大切にしましょう。
忙しい日常の中で、自分の気持ちや体調を無視してしまいがちですが、リフレッシュすることで心に余裕が生まれ、他のスタッフにも優しく接することができるようになります。
たとえば、休日に趣味を楽しんだり、短い休憩時間にストレッチをするなど、自分をリセットする方法を見つけてくださいね。
まとめ
サロン内の競争は、美容師として成長するための大切なプロセスです。しかし、その競争が原因で人間関係が悪化してしまうと、サロン全体の雰囲気にも影響を与えてしまいます。
今回紹介したように、競争を前向きに捉え、コミュニケーションを重視し、チームワークを大切にすることで、サロン内の人間関係を改善することができますよ。自分自身を大切にしながら、他のスタッフと協力し合い、楽しいサロンライフを送りましょう!
読んでいただいてありがとうございます
約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。
美容師は【続けること】が一番難しいのです。
いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います
大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。
ジャンクロードビギン自由が丘プリヴェアン
遠藤 亮
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