瞑想の不思議 今朝のリアルな体験

ヨガを始めたきっかけ

こんにちは、ヨガ学び中のchiharuです。

私がヨガを学び始めたきっかけは自律神経の不調でした。色々な不調が起こりましたが、確か耳鳴りから始まり「ストレスですね」と診断を受けました。初めは「なんだ、ストレスか。」と軽視していました。仕事や子育ての中で、常に急いで生きている自分に気が付き、そのうち呼吸が浅くなり、視野が狭まっているような感覚もある。なんか気分がぱっとしないなという日々が続き、そしてついにパニック発作が頻繁に起こるように。人間ドックまでしました。身体は異常なし。だけど安心する反面、不調の正体が分からない恐怖との戦いが始まりました。血管神経迷走反射の乱れと診断された時は既に、以前のように笑って過ごせるのか自信を失っていました。ひどく落ち込みました。発作の恐怖は、経験した人にしか分からないとも思っています。血の気が引いていくような感覚、急に頭が真っ白になるような感覚。このままでは私、まずいかも。。そう思い必死におすすめされた深呼吸の仕方の本を読んだり、ネットで検索しまくりました。

確か「自律神経 不調 治し方」などと検索したと思います。そして「自律神経はヨガで整える」という記事を目にしました。そこには自律神経の悩みに苦しんでいる方を対象に、一定の期間ヨガを行った結果を記した論文が掲載されていました。明らかに不調が改善されたという内容に、藁をもすがる思いだった私は釘付けとなって読んだ、そんな記憶があります。

私にヨガができるのか、40代から始める人はいるのかな、運動は学生以来。大丈夫だろうか。確か半年間くらい悩みましたが、切羽詰まっていた私はヨガの秘密を知りたくてヨガスクールに通うことを決断。飛び込みました。

瞑想

ヨガの教えでは、私たちの生きるこの物質的な世界は「苦しみ」や「欲」、そして「自我」や「エゴ」を生み出す世界だと言われています。日常の一瞬一瞬が、私たちをこれらの感情に巻き込んでしまうと教えられています。自律神経が乱れた時のネガティブな思考は、まさにこの「苦しみ」や「身体への執着」の塊でした。

瞑想は、そんな外界の敵から一旦離れ、自分の内側に意識を向ける時間です。心の内に常に存在する真我という存在を意識する時間。

私の中には強く立ち上がれる自分もいれば、エゴや執着に負けて逃げ出したくなる自分もいます。時には攻撃的になったり、損得で物事を判断したり。瞑想は、そうした自分の心の「戦場」を静かに観察する時間です。

「今」に集中すること

ヨガの聖典『バガヴァッド・ギーター』には、主人公が王族の争いの場面で自分の義務を果たすべく、恐怖や葛藤などの様々な自分の思考や執着に対して、神様が教え導く場面が描かれています。最初は身近な話ではないと思っていましたが、読み進めるうちにこの「争い」とは、日々私たちの心の中で繰り広げられる葛藤そのものだと理解できました。

瞑想を続けていくと恐怖や不安が湧き上がってきた時、「ああ、また敵がやってきたな」と客観的に捉えられるようになると聞いて実践中です。これは『バガヴァッド・ギーター』の教えにあるように、「立ち上がって戦う決意をせよ」という強いメッセージに結びつきます。その思考は本当の私ではない、敵である。と受け流す大きな一歩に。瞑想は、過去のパニック発作やの恐怖や、また起こるかもという未来の不安ではなく、「今この瞬間に何を選択するのか」に意識を集中する練習になっています。今ネガティブな思考になっているな。思考はそう考えるのか。だけどそれは本当の私ではない。ネガティブに結び続けなくて大丈夫だよと自分に話しかけます。

瞑想のトレーニング

それは、心の安定をもたらすために。そして私たちが日常生活で感情に振り回されず、穏やかな心でいられるように、心の安定力を高める事が出来そうな実感があります。と言っても座っているだけで雑念が湧き、集中できません。でもそれは当たり前のこと。毎日少しずつでも続けることで、発見や感覚的なものにも気が付き土台を築いていくことができます。

今朝の瞑想中の不思議なリアル体験

実は昨日、私は軽い発作が起こりました。正直なところ最近よくあります。血管神経迷走反射の特徴なんだと思いますが、厄介なのが身体の反応です。反射的に身体が反応する。それが恐れと化します。これも数年前からなのですが脈がひょいっと、上の方に飛んでくる感覚があってその瞬間にドキッとするんです。それが、また少し怖い。最近も診てもらいましたが問題はないとのことだったので安心。なはずが脳は本当にネガティブが大好き。ひょいっときたらその瞬間にさっと血の気が引く感覚。あーまただと思いながらも、昨日は確実にそのネガティブに巻き込まれてしまいました。身体が反応してしまうんです。それはやっぱり怖い。心地よい太陽の光や風、澄んだ空気も気持ち良いと感じ取ることが出来なくなります。世界が襲ってくるような恐怖になります。

そんな最近の私は、あるヨガの先生に就いて、ハタヨガを学んでいるのですがまさに今朝の瞑想中に不思議な体験が。最近の私の朝のスケジュールは瞑想、呼吸法浄化、アーサナ(ポーズ)練習をしてから朝ごはんや子どもたちの支度、仕事。といった感じ。朝は4時頃起きます。夜は子供と一緒に寝ます。毎朝のヨガの練習が自律神経の乱れに冷静に対処できるお守りなのですが、ここ一週間は子供が風邪で、しかも喘息も発症。夜中の一時に救急へ。と思ったらまた別の日に熱。ようやく朝の練習ができると気合を入れたところで今度はまた別の日、下の子がおもらしで夜中の2時に洗濯機ガラガラ。あー今日も4時に起きるのは無理。睡眠を優先しよう。そんな中でも容赦なく起こる身体の不調に苛立ちながらも、今朝は5日ぶり位の朝の瞑想の時間。不思議な体験をしました。いつもは雑念だらけ。またあれを考えている。今度はあの件で人からの見られ方を気にした雑念だな。といった感じが今朝はスタートはいつも通りだったものの、呼吸法をしたあとの瞑想時、目が泳いでいない、集中力の高まりに気が付きました。と思ったら逆に恐い反応が襲ってきました。一瞬あーこれいつものヤバいやつだ。なんで今?このあとお決まりの、血の気がひくんだよね?と思ったら、なんと勝手にどっしりとしたところに戻っていった感覚がきた。それもなんの操作やコントロールもなく導かれたように。何だったんだろうという、体験したことない脳のポジティブな動きでした。なんとその後久しぶりの気持ち良さ、心地よさ。自分から根っこでも生えたかのようなどしっとした感覚。だけどその感覚を味わいたいっていう訳でもない。ただどっしりと座っている感じに涙が出そうなくらいでした。自分が少し頼もしくなったようなそんな感覚は久しぶりでした。もう二度と来ないのでは。と不安になりながらも少し瞑想と共に過ごせた感覚がある今朝の瞑想時間でした。これはきっと続けた先の光を少し感じさせてくれたんだと思っています。

呼吸

瞑想と切っても切り離せないのが「呼吸」です。自律神経の不調に悩んでいた頃、深呼吸を取り入れていました。

深く、ゆっくりとした呼吸は、自律神経の中でも副交感神経を優位にし、心と体をリラックスさせる効果があります。瞑想中に呼吸に意識を向けることもおすすめです。

皆さんの心が、穏やかで満たされた日々を送れますように。心から願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。