美容師として働いていると、ある日突然「伸び悩み」を感じる時がくることがありますよね。技術がなかなか向上しなかったり、お客様のリピート率が思うように上がらなかったりして、「どうしよう…」と頭を抱えてしまう瞬間があるかもしれません。でも、その悩みがあるからこそ、次のステップに進むチャンスだとも言えます。
今回は、そんな伸び悩んでいるスタイリストさんへ向けて、【悩む】と【考える】の違いを中心に、どのように思考を切り替えて前向きに行動できるかを考えていきたいと思います。
【悩む】と【考える】は全然違う
まず最初に、「悩む」と「考える」は全く別物だということを理解しましょう。「悩む」というのは、答えが見つからずにただネガティブな気持ちにとらわれてしまう状態を指します。一方、「考える」というのは、答えを探して行動に移すために頭を働かせている状態です。
具体的に
Q: 「悩む」と「考える」の違いってどういうこと?
A: 例えば、カット技術がうまくいかない時に、「私はダメだな…」とただ自分を責め続けるのが【悩む】ことです。それに対して、「なぜうまくいかなかったんだろう? 次はどんなカットの練習をしたら改善できるだろう?」と具体的な解決策を探し始めるのが【考える】ことです。
大きな違いは、【悩む】のはただぐるぐるとマイナス思考に陥るだけですが、【考える】のは試行錯誤を経て、次のステップに進むためのプロセスです。
【悩む】のは時間がもったいない!考えて行動しよう
私自身も美容師としてキャリアを積んできて、多くの悩みや壁にぶつかってきました。でも、ある時気付いたんです。「悩んでてもしょうがない」って。これは、僕にとってすごく大切な言葉なんです。
悩んでいるときは、時間がどんどん過ぎてしまいます。それに、答えも出ないままだから、ずっと同じ場所にとどまってしまうんです。
逆に、「考える」ことを意識して、色々と試行錯誤を始めると、新しい発見や成長のチャンスがどんどん生まれてくるんですよね。
考える力を鍛えよう
Q: どうしても悩んでしまう時、どうすれば考える方にシフトできるの?
A: 悩みが頭に浮かんだら、まず「何が問題なのか?」を明確にすることから始めましょう。例えば、「お客様がなかなかリピートしてくれない」という悩みがあったとします。そこで「なぜリピートしないのか?自分のサービスに何か改善すべき点があるのか?」「お客様のニーズにちゃんと応えられているか?」といった具体的な問いを自分に投げかけてみると、解決策を考えるスイッチが入りますよ。
色々試してみることで成長が加速する
考えることができたら、次に大切なのは実際に「試す」こと。美容師の仕事は技術だけではなく、接客やコミュニケーションも大事な要素ですよね。
例えば、会話の内容や接客のタイミングを少し変えてみるだけで、お客様の反応が驚くほど変わることもあります。
また、技術に関しても、動画や他の先輩スタイリストのアドバイスを参考にして、新しいカットの方法やスタイリングの技術を取り入れてみるのも良いでしょう。
考えて試そう
Q: 一度試してもうまくいかなかったらどうするの?
A: うまくいかなかった時こそが成長のチャンスです。「なぜうまくいかなかったんだろう?」とまた考えることが大切です。そして、違う方法を試してみる。このプロセスを繰り返すことで、少しずつでも前に進むことができるんです。成功するまで試行錯誤し続けることで、自然と新しいスキルが身につくんですよね。
まとめ:悩むことより考えることを習慣にしよう
美容師として成長するためには、悩むことをやめて「考えて行動する」ことが必要不可欠です。悩み続けるとマイナスの思考にとらわれがちですが、考えることを習慣にすれば、ポジティブな方向へ自分を導くことができます。そして、色々なことを試していくうちに、きっと新しい道が開けるはずです。
「悩んでてもしょうがない」という言葉を胸に、少しでも今の状況を変えるために一歩踏み出してみましょう。考えて行動することで、あなたのスタイリストとしての可能性は無限に広がりますよ!
読んでいただいてありがとうございます
約400名の美容師を育成に携わらせていただきました。美容師のお仕事は30歳までに92%の方が離職しています。
美容師は【続けること】が一番難しいのです。
いかに楽しく美容師をできるか?に焦点を合わせて皆様に伝えていけたらと思います
大型店勤務から現在は小型店美容室のオーナーをしています。
ジャンクロードビギン自由が丘プリヴェアン
遠藤 亮
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